技術研究

日本のレッドデータ検索システム

レッドデータブックやレッドリストは、絶滅の危機に瀕する野生動植物の名前をリストアップし、その危機の現状を訴えています。我が国では国内を対象とした環境省レッドリストだけでなく、都道府県ごとに整備されたものがあり、本システムは、希少な動植物を様々な切り口で検索でき、さらに全国の指定状況を俯瞰しやすい地図の塗り分けで表現しています。なお、それぞれのリストが数年おきに更新されるため、毎年データベースの更新を継続しています。

LEDライトトラップ光源

昆虫調査において、光に集まる性質を利用した採集方法として、ライトトラップがあります。従来は光源として蛍光灯ブラックライトや誘蛾灯など、電力消費の大きい大型の機器を用いるのが一般的で、設置期間や地点数の制約が大きい状況でした。そこで、小型軽量化と省電力化を目指し、紫外線LEDを用いた光源の開発を行いました。光源は製品化して代理店を通じて販売するとともに、その機能性を実験により検証し、改良品の開発を進めています。

その他の研究活動

  1. 社叢林の生物(2004年)

     都市部にも点在する社叢林について、その動植物相や地域の生態系における機能等について検討を行いました。

  2. 小動物のバリアフリー対策(2006〜2007年)

    ・実態調査と対策実験(〜2007年)

    ・実態調査とデータ解析(2008年)

     小動物の移動の妨げとなる道路側溝の設置や保全対策について、実務者が理解・検討しやすいマニュアルを作成しました。

  3. 農場における生物多様性指標(2009〜2010年)

    ・現状把握(2009年)

    ・マニュアル作成(2010年)

     耕作地が持つ生物多様性の機能について、地域の人々が理解し尊重することを目的とした生き物調査の在り方を検討しました。

  4. ヒメビロウドカミキリ調査(2007〜2008年)

     多摩川の河川敷に生息する絶滅危惧種の昆虫ヒメビロウドカミキリの分布と保全について調査・検討しました。